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サフィール コバインキ☆エッジ&ヒールレストアラー☆とっても簡単にコバをリフレッシュ

2020年2月24日

サフィール エッジ&ヒールレストアラー

先日ご紹介したリーガル2585、コバが結構傷んでおり予告通り補正を行います。
今回は新たにサフィールのコバインクを購入しましたので使い勝手などもご報告致します。

 

コバ

コバとは靴の前側(踵部分より前部分)でアッパーより外にはみ出している部分を指します。
グッドイヤー製法の靴などではウエルトが縫い付けられている部分です。
ここは車で言うとバンパーの役割も担いアッパー直接壁などの障害物にあたり傷が付くことを防いでいます。

 

そのような訳で以前お見せしたリーガル2585はかなり古いにもかかわらずアッパーの傷は大きなダメージはありません。
一方、コバは写真のようにかなりのダメージを負っています。
今回はこの傷んだコバの修正を試みます。

コバの補色

このように傷んだコバは補色で対応します。
アッパー用の補色用のクリームを塗り込んでもある程度はごまかせますが、仕上げと手間を考慮するとコバ専用の補色インクがやはりベストでしょう。

コバ用のインクはいくつか販売されています。
いくつかピックアップしそれぞれの特徴を挙げてみました。

コロンブス コバインキ


[コロンブス] 革コバインキ 59530001  クロ


[コロンブス] 合成コバインキ 59520001 クロ

コバの補色と言ったら最初に挙がるのではないでしょうか?
インクでは無く「インキ」と呼ぶあたりが老舗の感じです。
さてコロンブスのコバインキは革底用と合成底用の2種類が用意されています。
双方共染料が使われていますが、商品詳細を見ると合成底用は第4類第一石油類の指定がありますのでベンゼンなどの有機溶剤が使われているようです。
革用にはその記載が無いです。つまり合成底用は油性、革用は油性ですね。
塗り方はキャップに付いているフェルトを使って補色をします。
フェルトを使うのでアッパーに間違って塗らないか心配です。
尚、ブートブラックのエッヂカラーも同じ物とのことです。


Boot Black ブートブラック エッヂカラー

モゥブレィ ウェルトクリーム


[エム・モゥブレィ] 靴のコバ/ウェルト用栄養・補色・ツヤ出しクリーム ウェルトクリーム

デリケートクリームなど靴用ケア商品で有名なモゥブレィのコバ用補色クリームです。
なぜか名称はウェルトクリームですがウェルトには使用出来ません。
こちらはチューブ状で付属するブラシで塗り込みます。
ちょっと使い勝手か悪そうです。
尚、コロンブスと異なり革底/合成底の区別無く利用可能です。

サフィール エッジ&ヒールレストアラー


[サフィール] コバインク エッジ&ヒール レストアラー

靴用ケア用品で有名なサフィール製品。
先の2つと異なりペンタイプとなっています。
モゥブレィ ウェルトクリームと同様に革底/合成底の区別無く利用可能です。

④ブートブラック エッジクレヨン


[ブートブラック] EDGE CRAYON BBエッジクレヨン

コロンブスの発売するエッジ補色用のクレヨンです。
特徴として他のコバ補色製品と異なり固形であることです。
クレヨン形状のため容易に塗ることが出来そうです。

比較的簡単にぬれるエッヂクレヨンと悩みましたが、固形では艶が出ないかもと考えサフィールをトライすることにしました。
機会があればクレヨンにもトライしてみたいと思います。
ある程度力を入れないと着色出来ないことから、ミスが出来ないスウェードのアッパーを持つ靴には良いと思います。

サフィール エッジ&ヒールレストアラーでの補色

サフィール エッジ&ヒールレストアラー

サフィール エッジ&ヒールレストアラー

それでは補色を始めます。

コバの汚れ落とし

最初にコバの汚れを落とします。
コバの汚れはモゥブレイのステインリムーバーを使います。
ステインリムーバーは60mlも発売されていますが、容量単価が高くなるのでおすすめ出来ません。
個人利用なら300mlが最適でしょう。


[エム・モゥブレィ] 汚れ落とし M.モゥブレィ ステインリムーバー 300ml

ステインリムーバーはウエスを利用される方が多いと思いますがワンポイント。
僕は使い捨てのペーパータオルを利用しています。
僕が利用しているのはこちら、自動車を整備する方はよく利用される商品です。
丈夫で使いやすいです。おすすめ。


SCOTT Shop Towels ブルーロール 55枚65900

コバへの補色

エッジ&ヒールレストアラーを良く振って使います。
最初はペン先にインクは出ていません。
写真のようにいらない紙などにペン先を押しつけると引っ込みます。
何度か繰り返すとペン先にインクが染み出てきます。
その後はコバにマジックペンを使うように塗って下さい。
塗る際は、最初にコバのアッパー側に丁寧に塗り、次に全体を塗るようにします。

サフィール エッジ&ヒールレストアラー

サフィール エッジ&ヒールレストアラー

 

乾燥

説明書によると乾燥に10分ほどかかるようです。
10分は触らないでそっとしておきます。

乾燥後の写真です。
ちょっと艶が足りないですね。
説明書はここまでです。

 

次の工程は僕のスペシャルです。
艶を出していきます。

仕上げ

コバに光沢を与えるためおよび補色の保護のためワックスを塗り込みます。
僕が利用するワックスはこれ。色のニュートラル。


キウイ KIWI パレードグロス PARADE GLOOS 【全色用(無色)】 靴クリーム 50ml

補色の保護がメインですのでそれほど光らせる必要はありません。
ハイシャインと違いから拭きで十分です。
コバ用の補色インクが移るのでここでも使い捨てタオルで仕上げます。

艶がわかりますか。

内側コバの補色です。
この箇所は、最初にお見せした傷んだコバの部分です。
傷そのものは消せませんが、色が付いたことで遠目にはわからなくなりました。

外側のコバ。

全体です。

最後に

アッパーの手入れは行ってもついついコバの手入れは忘れがちです。
コバが汚れていたり傷ついて色落ちしていると何となく靴がみすぼらしく見えてしまいます。
ご紹介したサフィール エッジ&ヒールレストアラーは簡単にコバの状態を整えることが出来ました。
コバの傷や退色が気になっている方は、是非こちらを利用して靴のリフレッシュをしてみてください。
靴全体が引き締まって見えること請け合いです。

今回のご紹介で気づいた方もいらっしゃるかも知れませんが、コバの仕上げに紙やすりは使いませんでした。
補色前にコバを紙やすりで磨くことを推奨するサイトもありますが僕はおすすめしません。
コバを紙やすりで削ってしまうとコバと一緒にウェルトも削ることになります。
ウェルトはアッパーとアウトソールを縫い付ける重要な部品です。
ウェルトが小さくなるとソール交換時ウェルトの交換も必要になります。
ウェルト交換は何度も出来る物ではありませんのでウェルトを痛めるようなお手入れは避けたいと考えています。
以上、コバのお手入れの参考になれば幸いです。