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リーガルアウトレットWorth Collection☆今回はストレートチップのブラウン スムースレザーの経年変化を紹介します

2020年11月7日

Regal worth collection

以前こちらで、ガラスレザーのリーガルアウトレットをご紹介しました。
無理な使い方をしたことも理由のひとつではあると思いますがが、定番商品のガラスレーザーと比べて傷みやすい気がします。

今回ご紹介する靴は、同じくリーガルのアウトレットではありますが、スムースレザーのタイプになります。
運用も以前のガラスレザーとは異なり通常の運用になります。
こちらも購入してから数年たちますので経年変化の参考にして下さい。
但しサイズをミスしてしまい少々きつめの為、他の靴と比較し履いている回数は少なめですのでその分、差し引いてご覧下さい。

 

REGAL Worth Collection

リーガルの説明によると、
「木型、底材、廃番の材料等を再利用して製造することでコストを削減、直営店で販売することで低価格を実現したアウトレット専用商品」
とのこと。
リーガルファクトリストアのみの取り扱いですがリーガルの商品が、お値打ち価格で購入出来ることから人気となっています。

 

リーガルアウトレット JJ54

靴の内側の表記を見るとH7D JJ54 24 1/2と記載されています。
想像でしかありませんが、多分JJ54が型番でしょう。
24 1/2はサイズ(cm)は間違いありません、H7DのH部分は不明ですが7DはUS表記のサイズでしょうか。

製法はリーガルお得意のグッドイヤーウェルテッド製法、低価格だからと言って手抜きはしていません。
デザインは茶色の内羽根ストレートチップ、つま先はスクエア。
多少くたびれていますが、数年履いた参考としてご覧下さい。

Regal worth collection

詳細を見てみます。

外観

Regal worth collection

以前ご紹介したガラスレザーのアウトレット品と大きな違いは、革のひび割れが無いことです。
長期間愛用すると言う意味ではこちらの方が良いでしょう。
但し艶感は、人工的な部分もありますがガラスレザーが上のような気もします。

Regal worth collection

アノネイカーフとの比較

次に以前ご紹介したアノネイ社のボックスカーフを私用した神匠と比較して見ます。
リーガルの革の種類は不明です。

①室内でのアップ写真。
シワは入り方に多少の違いがありますが、利用期間の違いもありますので明確な差ではありません。
艶にも大きな違いは感じられませんので、屋外で比較して見ます。
Regal worth collection

② 屋外で比較
室内撮影で差が出ませんでしたので屋外に持ち出して撮影しました。
しかし以外にも屋外撮影の方が、差が出ませんでした。

Regal worth collection

 

アノネイの名誉のために付け加えるとやはりアノネイカーフの実物は美しいです。
写真で伝えられなかったのが残念ですが。

中国生産

Regal worth collection

やはり生産国は中国ですね。
リーガルは基本的には国内生産ですが、アウトレット専用品なので仕方ありません。
おかげでお求め安い価格ですので納得出来ます。
縫製などは丁寧ですので心配ないと思います。

中底

Regal worth collection

安物の海外製と異なり中底も革製になります。
中底に縫い目が無いことから、マッケイでは無くグッドイヤーであることが解ります。
もちろんセメント製法だとその判断は出来ませんが、さすがにセメントでは無いと思います。
中底の詰め物が足の形に合わせて多少自然でいるのがわかりますか?

Regal worth collection

残念なのはブランド名にworth collectionが入っていること。
リーガルとしては正規商品との差別化で仕方ないのかも知れませんが、靴を脱いだ際に知っている人が見るとアウトレット品と解ってしまいます。
ちょっと恥ずかしいかも。

靴底

Regal worth collection

リーガルのビジネス用革靴は、平らな仕上げでちょっと見ると革底に見えますがゴム底です。
僕は靴が好きなので前を歩いている人の靴底も気になります。
革底だったりすると「おっ」と思いますが、この靴だと革底と勘違いさせる効果もありそうです。
革底風の仕上げなので少々滑りやすいのが難点ですが。

シューツリー

本ブロブでも度々お伝えしてますが、革靴にシューツリーは必須です。
アウトレット品ではシューツリーを使うことは価格的苦しいかも知れませんが是非利用して下さい。
シューツリーはシューキーパーの中でも木製の商品を指します。
低価格のプラスチック商品は靴を傷める恐れがありますのでおすすめしません。
今回の撮影で利用している商品はルドフル(Rudolf)というブランドのシューツリーです。
材質はレッドシダーという香りの強い木で出来ており手に取った瞬間、周囲に香りが広がります。
靴の中もこの匂いで靴の臭いを抑える効果も期待出来ます。
価格の高いシューツリーは、サイズも細かく設定されているため、サイズ選びがシビアです。
その点、このシューツリーは調整範囲が広いためシューツリー初心者にも安心だと思います。

 

総評

少々小さいこともあり履き込む程使っているわけではありませんが、数年ほど経過したイメージをお伝えできたかと思います。
お手入れは、他の革靴と同様に行っています。きちんと手入れをすれば長く愛用出来ると思います

リーガルの革靴は全く靴に興味が無い方が買うことは少ないと思います。
比較的低価格で十分な品質を提供するworth collectionは革靴入門として十分は役割を果たしていると思います。

本格的な革靴の購入を検討しているがいきなり3万円以上の靴の購入は躊躇している方、是非worth collectionを履いてみて下さい。
こちらでお手入れ方法や履き方など勉強してからさらに高級な革靴にステップアップが良いと思います。

本レポートが革靴選びの参考になれば幸いです。