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リーガルアウトレットシューズの経年変化?

2020年11月7日

 

リーガルのアウトレットストアで何年か前に購入したビジネスシューズがさすがに傷んできました。
今回は趣向を変えてその痛みっぷりをご紹介します。

はじめに

この靴には、かなり無理をさせてしまいました。
アウトレットということで実験的な意味もありヘビーローテーション運用です。

革靴は一日履いたら、一日以上休ませるのが理想ですが連続使用している方も多いのでは無いでしょうか?
会社でも連続使用している方を時々見かけます。
ビジネスシューズに趣味性を求めていない方にとって革靴は仕事道具です。
なるべく手間をかけずに履きたいと思っているのでしょう。
このような方にとって雨にも強く手入れの簡単なガラスレザーは理想的な革靴です。
簡単な手入れだけで毎日履いている方も多いのでは無いでしょうか?

今回ご紹介する靴は、比較的革靴に興味の無い方に近い利用方法をしています。
このような乱暴な使い方をしている方も多いと思いますので参考にしてください。

ちなみに、革靴は履いたらブラッシングを行い汚れを落とした後、シューツリーを入れて数日休ませるべきです。
僕も他の靴はこの方法で運用しています。

worth collection

靴はアウトレット専用の格安モデルworth collectionになります。
本来リーガルのビジネスシューズは日本製が売りだと思うのですが、こちらは中国製になります。

ベロ部分にMade in CHINA。ちょっと残念な気分です。

ガラスレザーとは

革はリーガル製品に多いガラスレザーです。
ガラスレザーとは牛革のなめし行程においてガラスに乗せて乾燥させ、その後銀面のバフがけ、樹脂系の塗膜で色づけしたレザーを指すそうです。
メンテナンスが簡単で強度もあり雨にも強いことからビジネスシューズによく利用されています。

ガラスレザーの経年変化

まず革の艶です。
遠目には酷使した現在でも革には艶が残っています。これがガラスレザーの威力です。

それでは近寄って見てみましょう。
写真で見ていただくとよく分かりますが、曲がる部分にヒビが入っているのが分かると思います。
これがガラスレーザーの弱い部分です。表面が樹脂で堅いことから皺にならず割れてしまうのです。
この特徴が革好き・靴好きの方々から経年変化が楽しめないと敬遠される所以でもあります。

こちらは正面上から見たところです。
左足のつま先は階段にこすり大きなダメージがあります。

左足のアップです。傷がわかりますか?

全体を左右から見たところになります。
遠目でも皺が割れ始めているのが分かると思います。

 

皺の部分をアップします。

 

まとめ

趣味性は低いと思いますが、ビジネスシューズとしては十分な品質が確保されています。
買った当初は多少の雨でも心配いりませんでした。さすがに現在の状態では雨は無理ですが。
かかとを交換しながらも数年間問題なく利用できる靴を安価に提供いただけるリーガルに感謝し本稿を終了します。

次回は人気のリーガル2504をご紹介します。