リーガルのソール割れ☆修理店のご紹介とオールソール
昔から愛用しているリーガル2585のソールが割れてしまいました。
ソールが大分固くなってきたので気になってたのですよね。
先日、歩いているといつもと足裏の感触が微妙に異なります。
帰宅してソールをチェックすると案の定、ソールにヒビが!
皆さんだったらこの後どうしますか?
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- 廃棄して新しい靴を購入する
- だましだまし使い、いよいよになってから考える
- すぐに修理に出す
同様な経験をされた方は本文を参考にして下さい。
靴修理ができる店舗一覧も用意しました。
よろしければこちらもどうぞリーガル2585☆昭和の時代、誰もが憧れたリーガルウイングチップ☆2235との違いも
リーガルの靴底割れについて
調べてみると僕と同様にリーガルの靴底割れは多いようです。
これはリーガルが悪いわけではありません。
逆に良い靴で逆に持ち主の皆さんが長く履き続けている証拠です。
ソールが割れる原因は長い時間で靴底のゴムが硬化です。
ゴムの硬化により歩行時の屈曲に絶えられなくなり割れたのでしょう。
ネットでの情報を見ても10年以上は愛用している方が多いですね。
ソール割れの状態
まず下の写真を見て下さい。
ちょっと見るとなんとも無いように見えますが、折り曲げるとヒビが現れます。
こちらが左足、写真向かって上がつま先側、向かって左側が足の内側(親指側)です。
少し曲げると内側に深いヒビを見ることが出来ます。
こちらが右足、写真に向かって右側が足の内側です。
こちら左足と異なり無数のヒビが入っているのがわかります。
実は右足は違和感を感じていませんでした。
僕は靴を脱いだらブラッシングと靴底の掃除を日課にしているのですが、さすがにソールを曲げたりしないので右足のような状態だとは気づきませんでした。
10年を過ぎたゴム底の靴は定期的にヒビのチェックが必要ですね。
どうする?
さてどうしましょうか?
廃棄して新しい靴を購入する
こちらの考え方が多いかも知れません。
僕もスニーカーならこのパターンでしょう。
現在の2585の価格は定価ベースで25000円(2020年2月現在)、修理にかかる費用は安くても15000円です。
15000円も出せば新品の革靴が買えます。修理を躊躇する人が多いのもうなずけます。
簡単にシュミレーションをしてみます。
2万5千円の靴を購入し10年利用、その間に3回2万円でメンテナンスしたとします。
合計は8万5千円。
低価格の靴を1万円で購入、2年ごとに履き替えると5万円。
この計算では低価格の靴を買い直した方が安いと言う結果になりました。
しかしこの靴は30年来の相棒です、壊れたからと言って捨てるのはかわいそうです。
だましだまし使い、いよいよになってから考える
今の状態ではまだ使うことが出来ます。
ソールの痛みなので他人から気づかれることも無いでしょう。
このようにする方も多いと思いますが、人間の病気と同じで早めの対処が必要です。
このまま使い続けるとヒビがウエルトまで進み、ウエルトまで痛んでしまいます。
ウェルト交換にはさらに費用が嵩みますので得策とは言えません。
すぐに修理に出す
もちろん僕にはこの選択肢しかありません。
まだまだこの靴を履きたいので。
靴の修理をどこに出すか?
こちらの検討に入ります。
修理はどこに出す?
修理することは決めていますが、どこに出すかが問題です。
リーガル
最初に思いつくのはこちらですね。
リーガルは修理にも力を入れており靴を制作する工場で修理も行っています。
純正部品で修理出来ることも魅力です。
制作時の木型も残っているので完全に分解して中底や内張の交換も可能です。
欠点は修理期間が長いことと、靴の修理店と比較して少々高めな事です。
安心感ならリーガルですね。
靴修理チェーン店
大手の靴修理チェーン店でもオールソールは受け付けています。
簡単な修理は、店舗で行いますがオールソールなどの大がかりな修理は工場送りになるようです。
大抵は靴だけで無く合鍵や腕時計の電池交換などの対応もしています
街の靴の修理店
チェーン店では無く店主または店員が靴の修理をしているお店です。
信頼できるお店が見つかれば長いお付き合いが出来そうです。
修理に出すところを検討するため、価格表を作ってみました。
参考にして下さい。
店舗 | 価格(税別) | 特徴 | URL | |
純正 | リーガル | 合成ゴム 13,900~20,500円 革底 16,100~25,450円 中底の修理が込み、無い場合は、4000円引き |
純正部品での修理。 ライニングの交換も可 |
https://www.regal.co.jp/kutsu/repair/index.html |
チェーン店 | ミスターミニット | 14000円~(ラバーソール) | 全国約300店。 駅構内にもあるため行きやすい。 靴だけで無く時計の電池交換や合鍵作成なども対応しています。 |
http://www.minit.co.jp/ |
靴専科 | ラバー 13000円~ 革底 15000円~ |
店舗のご案内から100店程と推測できます。 靴やバッグのクリーニングにも力を入れているようです。 |
http://www.kutsusenka.com/ | |
リアット | 見積もり | イオングループの経営です。 ホームページに価格表はありませんでした。 靴専科同様に靴やバッグのクリーニングにも力を入れているようです。 |
http://www.riat-rs.com/ | |
フィットプラスワン | 6000円~ | ホームセンター等に展開。 携帯としてはミスターミニットに近い。 店舗ごとに価格は異なるようです。 |
http://www.plusone-net.jp/ | |
靴修理専門店 | オレンジヒール | ラバー 13000円~ 革底 15000円~ |
実店舗は日本橋と渋谷ヒカリエにあります。 高級靴も安心して任せられる雰囲気です。 楽天でも依頼できます。 |
http://www.orange-heal.com/index.html |
RESH | 13000円~(革底) | 全国約14店舗。 伊勢丹などの高級デパートなどの商業施設に展開。 オレンジヒール同様、高級な靴も任せられます。 |
http://www.resh.tv/ | |
凜靴 | ゴム 8000円 革 13000円 |
京都にある靴修理店。 京都に2件店を構えています。 |
http://kyoto-rinka.com/ | |
靴修理大好き工房 | 革 16000円 | 靴の製造を行うナカダ商会が運営。 10000円以上の修理の場合、送料無料 |
https://www.shoes-doctor.com/ | |
靴みがき隊 | ゴム 8000円~ 革 11000円~ |
福岡周辺のみですが自宅まで無料で受け取りに来てくれます。 | http://www.e-92.com/index.html | |
Shoes Create | ゴム 11000円(税込み)
ダイナイトソール |
楽天のみとなります。 | https://item.rakuten.co.jp/auc-shoescreate/c/ | |
LABO | 革 12000円 | 兵庫県に店舗を構えています | https://labo-msr.com/ |
■楽天で依頼できるオレンジヒールさん
【往復送料無料】オールソール(レザー)オレンジヒールSELECTION【完成モデル】※仕上げ磨き無料サービス
■楽天で依頼できるShoes Createさん
オールソール完了!
色々な修理店を検討しましたが、最終的に個人で靴の修理を行っている修理専門店にお願いしました。
当初はリーガルさんにお願いするつもりでしたが、実際に修理する職人さん(店長さん)と会話出来る個人店にしました。
オールソールにするにあたり以下の仕様をお願いしました。
- 革底のダブルソール
- 革のスタックヒール、トップリフトはダブテイル(カギ型)
- ハーフラバーとトゥスチール仕上げ
仕上がり
非常に満足いく仕上がりです。
上位モデルであるリーガル2235を越えたと言っても過言で無いでしょう。
かなり丁寧に仕上げていただきました。
チャネル(底を縫う糸が直接地面に当たらないように掘られた溝)が深く掘られています。
チャネル彫りは、力仕事ですのでどれだけ手間をかけるのかで深さが変わってきます。
こちらは今回のソール。
斜めから見ると糸が見え無いほど細く深く掘っています。
こちらはリーガル801Rのソールのチャネル部分のアップ。
丁寧で綺麗な仕上がりですが、チャネルは浅いです。
ヒール部の飾り釘です。
見ての通り真鍮が使われています。
鉄釘と比べ高価な真鍮釘は、鉄に比べてすり減りやすくトップリフト一緒に減ってくれるため、安全性が高まります。
鉄釘は、トップリフトが減っても釘のみが残るため、滑りやすく大変危険です。
修理店によっては、安価な鉄釘を使う店もありますので、ご注意を。
最後に
店長さん曰くリーガルに限らず古い(10年以上、20年?)革靴の革質はかなり良かったそうです。
皆さんも古い革靴をお持ちでしたら修理をしながら大切に使い続けて下さい。
修理で悩んでいましたら、上でご紹介したお店に問い合わせて下さい。
丁寧に教えていただけると思います。
以上、リーガル2585のオールソールのご紹介でした。
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