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ホンダ N-ONE RS☆乗って楽しいスポーツモデル!

HONDA N-ONE RS

フルモデルチェンジしたホンダN-ONE、そのスポーツモデルであるRSの6速マニュアルを1週間ほど借りることが出来ました。
結論としてとても楽しいスポーツモデルだと思います。
今後はこのように純粋なガソリン車のスポーツモデルがどんどん無くなっていくと思われます。
ホンダもEVシフトを明言しています。
興味がある方は是非試乗して気に入ったら購入しましょう。
欲しいときに生産中止なんてこともあるかも知れません。

試乗記

今回借りたのはRSの6速マニュアル。
スポーツサスキットなど走りに関するオプションも奢られているのでノーマルモデルとは少々異なる事を頭に入れてお読み下さい。

最初に感じたのが「楽しい」。
2600rpmで最大トルク10.6kgを発生するトルク型エンジンの特性のおかげか、街中では余裕を持って走れます。
しかしさすがにホンダエンジン気持ちよくふけ上がります。しかもローギアードの為、すぐにギアチェンジが必要になります。マニュアル好きにはたまりません。
シフトフィールも節度がしっかりした好感触です。

少々腰高なボディから想像できるようにコーナリングはそれほど得意ではありません。
ヨーを残した状態でフロントに加重を掛けていくような走りは危険ですね。
コーナー侵入までに十分減速し、ハーフスロットルでリヤに加重を掛けるようにして走ると安定して気持ちよく走れます。
サーキットやワインディングを楽しむと言った使い方では無く、日常の買い物でドライビングを楽しむと言った使い方が向いています。

ハイパワーなスポーツモデルは楽しいのですが、その能力を本気で楽しむためにはサーキット以外考えられません。
交通法規を守り、他人に迷惑を掛けずに楽しむにはこのくらいのパワーで十分でしょう。
このモデルを乗って改めてパワーって何だろうと感じさせられました。

エクステリア

サイドビュー

車に興味が無い人が見ればモデルチェンジしたのがわからない位キープコンセプトですね。
外側のパネルのほとんどを旧モデルからキャリーしたとのこと。
個人的にはN360を彷彿させてくれるこのキュートな外観は好感がもてるので、キープコンセプトありがとうです。

リアビュー

HONDA N-ONE RS

リアから見ても旧型とほとんど変わりません。
キュートで個人的には気に入っています。

ホイールとブレーキローター

HONDA N-ONE RS

ホイールは15インチ!の専用ブラックホールです。軽でも15インチの時代になったのですね。
初代シビックタイプR(EK9)が15インチでした。
ホイールから見えるドリルドディスクがやる気満々です。こちらはオプション。

スポーツサスペンション

HONDA N-ONE RS

オプションのスポーツサスペンション。
ノーマルと比べたわけではありませんが特に固いという印象はありません。
ハンドリングを楽しむ車ではありませんのでノーマルでも良いような気がします。

 

インテリア

ダッシュパネル周り

HONDA N-ONE RS

一般の軽をベースにしているので広々としています、逆に言うとスポーツモデルのような囲まれ感はありません。
この車の楽しみ方を考慮来ると視界が広くて良いと思います。
アクセントになっている赤は好みが分かれるところですね。
ハンドルやエアコン吹き出し口などのプラスチック部分の赤はちょっとやりすぎかなと思いますが。

ハンドル回り

HONDA N-ONE RS

運転中は常に触れているところなので重要です、特にスポーツモデルにおいては。
個人的にはボタンの無いシンプルなハンドルが好きです。握った感じは悪くありません。

シフトレバー

HONDA N-ONE RS

好き嫌いが分かれるのは、シフトレバーの位置ですね。
実際に運転するとそれほど使いにくいわけではありませんが、見た目も含め一般的な位置が好みです。
尚、シフトのフィールは悪くありません。

アルミペダル

HONDA N-ONE RS

オプションのスポーツペダル。
操作性にはほとんど関係しませんが、見た目でおすすめのオプションです。

 

最後に

以前、英国車のMGミジェットを保有していたことがあります。
70馬力ほどで非力でしたが車の能力を目一杯引き出して走るのがとても楽しかった事を覚えています。
時代も車のタイプも違いますが、この車に乗ってMGミジェットを思い出させてくれました。
サーキットやワインディングでも無く、街中を常識的な速度で楽しむ。
近頃のスポーツモデルが忘れてしまった大切なことかも知れません。

軽としては少々お高いですが、4人乗れて買い物にも使える。
既に販売中止になってしまったS660とは異なるベクトルで楽しめるモデルだと思います。

EV化が加速していく中、今後はこのようなモデルがなくなることは明白です。
悩んでいるなら是非体感して下さい。