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JVC HA-FX77X☆「ちょっと良いイヤホン」をさがしている貴方におすすめ

JVC HA-FX77X

スマートフォンやタブレットで映画を見る機会も多くなり、以前から気になっていたJVCのイヤホンを購入してみました。
普段使いしているSHURE SE215では音が上品過ぎて映画に向かないと感じていたのが理由です。
結論から言うと大正解、映画だけでは無く音楽を聴くにもおすすめの機種です。
価格も4000円前後ですので、「スマホに付いていたイヤホンからグレードアップしたい」といったユーザーにおすすめのイヤホンです。

パッケージ

JVC HA-FX77X パッケージ

低価格帯のイヤホンがブリスターパッケージ入っているのと異なり立派なパッケージです。
期待が高まりますね。

アルミボディが美しい

購入動機のひとつがアルミ切削の美しいボディです。
とくにエッジ部分の綺麗さはさすがアルミ削り出しといえるでしょう。
僕が購入したのはブラックレッドという、黒いボディに赤がアクセントになっているタイプですがエッジ部分が赤で強調され美しさが際立ちます。
個人的にはブラックレッドをおすすめしますが、落ち着いたシルバーも悪くありません。

高磁力ネオジウムドライバーユニットを搭載

イヤホンはドライバーと呼ばれるユニットで音の信号を空気振動に変換しています。
ドライバーの内部は磁石と振動版で構成され、磁石が強力なほど強い振動を得ることが可能になっています。
本機はドライバーにネオジウム磁石を採用しており切れのある音の再現に寄与しているといえます。

トールネードダクト

JVC HA-FX77X

理論上、低音の再現にはドライバー(振動版)のサイズ、ボディの容積が必要になってきます。
これは大きい太鼓ほど低音が出るのをイメージするとわかりやすいと思います。
イヤホンはサイズに限界があるのですが、内部をトールネード状にしたダクトを採用することで十分な低音を可能にしてるとのこと。

豊かな低音が醸し出す臨場感

例えばダークナイトライジングのオリジナルサウンドトラック、映画のダークな世界観を見事に表現した秀作のアルバムだと思います。
本機で驚いたのはまるで、スピーカーで聴いているような自然で豊かな低音感。
最初の楽曲「ア・ストーム・イズ・カミング」は低音の打楽器から始まるのですが迫力を見事に伝えています。
低音を無理に強調したイヤホンでは少々ブーミーに感じられることが多いのですが、ほぼそのような感じはありません。

アコースティックな曲に真骨頂

次にジョン コルトレーンのアルバム「バラード」。
1曲目「セイ・イット」はジョン・コルトレーンのサックスにマッコイ・タイナーにピアノが絡む優しい演奏となっています。
低域がクローズアップされる本機であるが実は、アコースティックなこれらの曲に本機の真骨頂が隠されていると思います。

音漏れは?遮音性は?

ダクトがあるので心配していましたが杞憂に終わりました。
常識的な音量で使用する分にはほぼ問題無いと言えるでしょう。
遮音性に関しては、カナル型のSHUREやノイズリダクションを使った後だと少々物足りない感じです。
イヤーピースを遮音性の高いタイプに交換すると良いかもしれません。

最後に


実売価格、4000円前後のイヤホンとしては出色の出来映えだと思います。
イヤホンのグレードアップを試してみたいというユーザーにはお勧めのイヤホンです。