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純正シートレール流用★インテグラにRS-G取り付け

2021年5月9日

純正シートレール流用

 

こちらで何度か紹介させていただいたレカロのフルバケRS-Gをインテグラに取り付けます。
どのショップでも専用のシートレールが必要と言われますが、純正でレカロSR-3ですので付かない訳はありません。
トライしてみたところ、少々工夫が必要でしたが取り付けは可能でした。
今回はそのご紹介。

フルバケに限らずシートの取り付けは比較的簡単な作業ですのでDIYいかがですか?

純正SR-3の取り出し

こちらが純正状態です。
運転席と助手席の位置を入れ替えて使用していたのでリクライニング調整ノブの位置が外側についています。
まずはこのシートを外し左右を入れ替えます。

純正シートレール流用

 

シートを外すには12mmのレンチを使用します。
ソケットレンチがあると便利です。
2000円程度の安物はボルトをなめてしまうのでしっかりした製品をおすすめします。
Snap-onやKTCが有名ですがコストパフォーマンスではTONEがおすすめ。

インテグラの養生

シートを取り出す際に傷を付けないように運転席周りを養生します。
いらない毛布などがあればそれを使えば良いのですが都合良くいらない毛布などありません。
僕はロールで購入しておいたプチプチと養生テープを利用しました。
ドアの周囲だけで無くハンドルやコンソールも養生します。
ここを手抜きして傷を付けてしまったらショック大きいですから。

写真はシートを外した後です
そうそう、写真にはありませんがシートベルトセンサーが付いていますので引きちぎらないように注意しましょう。
いきなり座席を取り出すのではなく、いったん後ろに倒して底を見てから作業します。

DC2純正シートからシートレールを外します

SR-3レカロシートから純正のシートレールを外します。
左右それぞれ3本のネジで固定されています。
ネジの位置の関係でメガネレンチで外さなければならず時間がかかってしまいました。

純正シートレール流用

インテグラへのフルバケ取り付け

それではいよいよRS-Gの組み立てに入ります。
レカロの説明書では先にシートを組み立てるように指示してあります。
セッティングが1回で決まればこの方法でも良いのでしょうが、何度か調整しますのでシートは後から付けることにします。

RS-Gの養生

シートを傷つけてはいけませんので養生します。
後から外すつもりなら養生テープでも良いのですが、張りっぱなしが出来るように専用の保護テープを使用します。
使うのは3M スコッチ表面保護用テープ#331。
このテープは養生テープより接着力が弱く何年立っても糊が接着面に残りません。
ちょっと高いですがおすすめです。

シートの底やサイドなどサイドアダプターがこすれそうなところはすべて覆います。
こちらはサイドのネジ穴部分。一番傷つけやすいので念入りに。

純正シートレール流用

サイドアダプターの角でシートを傷つけてしまうのでこちらもエッジを養生します。

純正シートレール流用

 

シートレールの取り付け

SR-3から取り外した純正シートレールを車両に取り付けます。
いったん外しているので簡単ですよね。
このときボルトは軽く締めるだけにしてください。

純正シートレール流用

 

レカロサイドアダプター取り付け

標準のサイドアダプターでは右寄りになると聞いていたのでオフセットサイドアダプターを使っています。
オフセットサイドアダプターは左右非対称で片側は標準と同じですが、反対側が直角のアダプターになっています。


直角側のサイドアダプターを助手席側に置き、ネジを内側にセットすることで運転しやすい位置になりました。
上が助手席側です。

純正シートレール流用

サイドアダプターの取り付けはM6のネジを使用します。
レカロ標準のネジはM8ですが、純正のシートレール穴がM6サイズの為通りません。
事前に準備しておくと良いでしょう。
僕が利用したのはこちら。
左から以下の順で並んでいます。
ボルト→スプリングワッシャー→M6ワッシャー→M8ワッシャー→フランジ付きナット

純正シートレール流用

ボルトは6角穴付きボルトの20mmを使っています。
通常の6角ボルトだとサイドアダプターの構造上、メガネレンチしか使えず回しにくいためです。
ちなみにレカロの純正ネジも6角穴付きボルトです。

サイドアダプターの穴はM8用で少し大きいためM8用のワッシャーをかましています。
ここまでがサイドアダプターの上側に来ます。
下側からフランジ付きナットで締めて完成。
フランジ付きナットを利用するのは弛み防止もあるのですが、下側には手が入らない為です。
軽く手を添えてしめれば、あとはボルトを締めるだけで空回りしません。


使用する6角レンチは100均などの安物は避けたほうが良いです。
ある程度力も加わりますし、斜めからのアクセスもあるので斜め方向に対応出来るタイプが使いやすいと思います。
作業風景です。助手席側は狭いので斜めからのアクセスになりがちです。

純正シートレール流用

 

6角レンチのおすすめはホーザン ボールポイントレンチセット W-110。僕も愛用しています。

 

サイドアダプターを付けたところ。
サイドアダプターには4つの穴がありますが、純正シートレールと穴位置が合うのは2カ所のみです。
助手席側(進行方向左側)サイドアダプター取り付けボルトはシートを付けてしまうと締められなくなるので本締めします。

純正シートレール流用

反対側(進行方向右側)は軽く締めるだけにします。

純正シートレール流用

 

フルバケシート取り付け

シートに傷を付けないように慎重に作業します。
作業のしやすさからシート固定ボルトは運転席側の後ろ→助手席側の後ろの順に仮止めしてから前側を借り止めしました。
固定位置は後ろを上側、前を下側にしています。
高さは純正並み、背もたれの角度は起き気味になっています。

こちらはシートを取り付けた後です。
位置が決まったらすべてのネジをしっかり締めてください。

純正シートレール流用

 

まとめ

傷さえ気をつければ比較的簡単に取り付けができます。
純正のシートレールはしっかりしており動きもなめらかで満足です。
気になる点といえば、M6ネジを使用している点。
純正のレール穴を広げてしまえばM8が使えるので検討中です。

純正レカロシート流用の参考になれば幸いです