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初代インテグラタイプRのホイールを綺麗にしよう★果たしてサンポールで綺麗になるのか?

2021年4月21日

インテグラ ホイール

 

初代インテグラタイプR(通称DC2R)のホイールは純正ながら、なかなか悪く無いデザインだと思います。
しかしボディ同色のホワイトホイールは汚れが目立ち気になっていました。
ホイール裏側に至っては10年以上、掃除せず放置。
この頑固な汚れに立ち向かいます

98specホイール

インテグラ タイプR

タイプRのホイールはエンケイ製です。
エンケイは世界を代表するホイールメーカーで純正採用だけで無くF1をはじめとするモータースポーツでも採用されるほどの技術力を誇る企業です。
そのエンケイが提供するだけありアフターマーケット品と比べても見劣りしないデザインを誇ります。
鋳造なのでさすがに重量は7.7kgと軽くはありませんが、サーキットで縁石を乗り越えてもびくともしないほど丈夫で安心感は抜群です。

ENKEI

世界トップシェアを誇るアルミホイールメーカーです。
モータスポーツ専用品と一部の高額商品を除き鋳造工法がメインで作られています。
鋳造工法とは簡単に説明すると溶けたアルミを型に流し込んで作る工法で複雑なデザインを可能にします。
もう一つの工法は鍛造、こちらは高圧でプレスして形を作成します、このため複雑なデザインは苦手と言われています。

鋳造ホイールもフローフォーミングという技術で軽量化することが可能です。
鋳造後、リム部分を強い圧力で整形することで厚みを薄く強度を出す工法になります。
リム部だけ鍛造にしたイメージですね、これによりデザイン性と強度の両立が可能になります。
この工法の先駆けがエンケイであり同社ではMAT工法と呼んでいます。

ホイール汚れの原因

泥汚れ

走行中についた泥汚れです。ボディに付く汚れと同じですが地面に近いのでボディよりは汚れやすいです。
形が複雑で自然に落ちにくいのも目立つ原因です。

ブレーキダスト汚れ

最大の難関がこれ。
純正のブレーキパッドは、ブレーキダストが出にくくそれほど気にならないかも知れません。
ただし僕らのようにサーキット走行する場合は別。
メタル系のブレーキパッドを使っているとサーキット走行1回でホイールは真っ黒になります。
ブレーキダストには削り取ったローターの粉も混じっていますのでサビとなりホイールの表面にくっつきます。
放置すると水洗いではほぼ落ちないと言って良いでしょう。

ホイールの洗浄実践

下の写真を見ていただくわかるのですが表側と比較して裏側の汚れは顕著です。
ホイールの隙間からでは掃除もしにくいですし時間も掛かります。
ホイールを本格的に掃除しようと思ったら、車両から外して掃除することをおすすめします。

タイヤを外すには車載ジャッキを利用しても可能ですが、車載ジャッキではタイヤ1本しか外せません。
フロアジャッキがあると簡単にジャッキアップ出来、同時に2本外せるので作業効率がアップします。
リジッドジャッキを使うことで4本同時の作業も可能です。

洗車だけのためにはちょっと億劫かも知れませんが、用意しておくと便利ですよ。
僕はこの前のモデルであるアルカンを利用していますが、1回のストロークで大きくアップするので楽です。


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フロアジャッキで持ち上げたらリジッドラックで固定します。

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清掃前の状態

ホイール汚れ

 

ホイールの汚れ

 

こちらが清掃前の状態です。
表側から見ると「ちょっと黒いかな?」位ですが、裏側を見るとびっくり!
真っ黒なのがわかります、サーキットで拾った溶けたタイヤかすもこびりついてますね。

水洗い

まずは水洗いをします。
表側はスポンジで優しく、裏側はタワシでゴシゴシ洗います。
水洗いだけでもここまで綺麗になります

ホイール 水洗い後

ホイール内側のアップです。
錆で表面が浸食されクレーターのようになっています。
ここまで放置しちゃ行けません

ホイール汚れ

 

サンポールでホイール洗浄

サンポール

強力なホイール洗浄材として有名なのはこれ、カーメートの「パープルマジック」
主成分のチオグリコール酸アンモニウムが錆を還元し溶かして除去するというもの。
軽い汚れなら問題ありませんが、ここまでひどいと難しいと思います。
コストも馬鹿になりません。

そこで今回使用するのは先人の知恵「サンポール」
酸の力で錆を溶かす作戦です。

やり方は簡単です。
ペーパータオルにサンポール原液を浸し汚れの被せて数分放置。

サンポールでホイール掃除

その後、100均で購入したコップ洗い用のスポンジでゴシゴシ。

 

途中経過は写真無しですが、ビフォーアフターはこちら。
完璧に綺麗にはなりませんでしたがこれが限界ですね。
ここまで汚れを放置しちゃいけません。

ホイール清掃

サンポールは酸性なので、液が残っているとホイールを痛めてしまいます。
洗浄が終了したら大量の水で洗い流しましょう。

結論

完璧に綺麗にはなりませんでした。
メタル系のパッドでサーキット走行している状態で10年も放置したらそりゃ塗装がダメになりますよね。
しかし個人的には納得できるレベルまで汚れが落ちました。
当たり前の結論ですが、サーキット走行したらこまめに掃除しましょう。
どうせブレーキチェックでタイヤを外すのですから、横着せずに洗いましょうと言うことです。

最後になりますが、サンポールは車掃除の道具ではありません。
パープルマジックで掃除することをおすすめします。
僕は20年落ちのホイールなので気にせずにトライしましたが・・・