春の芝手入れ★エアレーション/目土
前回サッチングについてご紹介しました。
今回はサッチングと同時にエアレーションを行い、最後に目土をいれて整えています。
エアレーション
芝生は踏まれることにより地面が固くなり生育に影響が出ます。
エアレーションは土壌に穴をあけ、空気を送り込むことで生育を促します。
なぜきれいにしたい大切な芝生に穴をあけて、わざわざ見た目が悪い状態にしないといけないのでしょうか?
芝生は根で養分を吸収する以外にも呼吸をします。しかし、芝生が育つにつれ、次第に土壌が固まり、根のために悪い状態となります。そこで、エアレーション(穴あけ)をすると、密生した根茎をほぐし発根を促し、通気、通水性をよくして、芝生を若返らせることができます。養分もきちんと吸収してくれるようになるでしょう。つまり、根が元気でない限り、芝生が健康であることはありえないのです。
エアレーション後は、根が乾燥しないように遅くとも翌日の午前中までに目土をしてください。
出展:バロネス:https://www.baroness-direct.com/fs/baroness/c/0000000191
バロネス タインエアレータ(穴あけ器)
バロネスより発売されている家庭用のエアレーション機材です。
筆者は使用したことはありませんが、アマゾンの評価は高いようです。
電動ドリル
筆者は電動ドリルを利用してエアレーションしています。
自己流ですので、おすすめはしませんが。
ドリルによるエアレーション方法
使用する機材
ドリル本体
家庭用のドリルを利用します。100Vタイプ、充電タイプどちらでも構いません。
ただし、大量に穴あけすること、後述しますが太いドリルを利用しますのである程度トルクが必要になります。
小型タイプですとモーターが焼けてしまうかも知れません。
尚、インパクトドライバーは穴あけ用の太いドリルはつかめないと思います。
ドリル(刃)
地面に穴を開ける専用のドリルを利用します。
筆者は径が15mm、長さが330mmの園芸用ドリルを利用しています。
ブロワー
エアレーションした穴に残った土や盛り上がった土をならすためにブロワーを利用しています。
こちらは必需品と言う訳ではありません。
エアレーション方法
均等に穴あけ出来るように紐などをりようしガイドを作成します。
あとはガイドに沿って穴あけを行います。
こちらが穴あけをした状態。
ブロワーで土を吹き飛ばします。
エアレーションをした穴に目土を入れます。
最後にサッチングで多少土も掻き出してしまうので気になるところに目土をいれて完成です。
最後に
春先の芝生手入れは、夏の綺麗な芝生を手に入れるためにもとても重要な作業になります。
しかしサッチングやエアレーションはやり過ぎると芝生を痛めてしまうこともあります。
大がかりなサッチングやエアレーションは年1回ほどにしています。
そのほかの時期はイデコンポや小型レーキを利用しています。
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