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春の芝手入れ★サッチング

夏に向けて春先の芝の手入れを行います。
この時期の手入れで今後の芝のコンディションが良くも悪くもなります。
春先には毎年サッチングをメインにエアレーション、目土入れ、ブラウンパッチ予防を行っています。

今回の記事は特に重要なサッチングについてご紹介します

サッチング

サッチとは芝生の葉が枯れて層になったものを指します。
サッチは自然分解しにくく地面の表面に堆積し病害など芝生にとって良くない状態になります。
このサッチを取り除く作業をサッチングと言います。

サッチングは芝生管理の中でも特に重労働の作業です。
以前、サッチ除去材としてイデコンポを紹介しました。
イデコンポもすぐれた材料でサッチを分解してくれますが、菌を利用しているため分解に時間がかかります。
そこで物理的な除去作業も併用するのですが、レーキを使った人力作業では限界があります。
今回はより効率的な電動サッチングマシンのご紹介をいたします。

家庭用電動サッチングマシン

ゴールデンスター 電動ローンコーム


サッチング専用マシンです。
国産の高級芝刈り機を販売するキンボシ製品なので性能は折り紙付き。
手押し式の芝刈り機と同様に刈り取ったサッチを機械の前方にとばしてキャッチします。

リョービ(京セラ) 電子式芝刈り機


リョービのリール式芝刈り機はサッチング刃オプションに入れ替える事でサッチングマシンに様変わりします。
1台2役なので、これから芝刈り機を購入するならリョービのリール式がおすすめです。
リョービの芝刈り機はロータリー式もありますが、こちらはサッチング対応していませんのでお間違えの無いように。

リール式はLM-2810,LM-2310の2種類があります。違いは刈り幅でLM-2810は280mm,LM-2310は230mm。
刈り幅の広いLM-2810がおすすめです。

サッチング刃オプションは刈り幅で異なりますので間違えの無いように。
刈り幅の広いLM-2810用は5枚刃、LM-2310は3枚刃です。
このことからもLM-2810をおすすめします。

サッチング作業

我が家で利用していものはリョービの一つ前の機種 LM-260です。
基本的な部分は全く同じです。

説明書にしたがってリールをサッチング刃に切り替えましょう。
高さは少し高めに設定して様子を見ながら下げていきます。
僕は25mm→20mm→15mmと芝全体を3回サッチングを行いました。

サッチングは結構ほこりと騒音が出ますので気を付けながら作業します。
ほこり対策に少し水をまいても良いのですが、芝刈り機の中が泥だらけになり後の掃除が大変です。

こちらが水をまいて作業した後の内部。

サッチは大判のビニール袋3個ほど取れました。
(袋のサイズがわかりやすいように芝刈り機と並べています)

 

サッチング刃を痛めないために

サッチング刃が折れやすいとの報告を目にします。
刃を守るためにも本体の向きを変える際は刃を停止させ芝に当たらないように少し浮かせて向きを変えましょう。
この方法を行うことで刃の痛みは大分防げると思います。

交換刃はそれほど高くありませんので余り気にしなくても良いとは思いますが。

根切り

春先には根切り作業も推奨されています。
リョービには根切り刃も用意されていますので、こちらもおすすめのオプションになります。

最後に

春先の芝生手入れは、夏の綺麗な芝生を手に入れるためにもとても重要な作業になります。
今回はサッチングをご紹介しましたがこのあとエアレーション、目土入れなどの作業も必要です。
次回はこれらについて紹介いたします。

その他

Posted by kaze