ロジクールMX MASTER 2S とM950を比較
すでに1年前になりますが惜しまれて発売中止になったロジクールのM950が昨年、復刻発売されました。(2018年6月28日再発売)
いかに同機種が人気あるかわかりますよね。
僕も長いことM950を利用していたのですが、発売中止になってからはMX MASTER 2Sを利用していました。しかしどうもしっくりこないのですよね。
再度M950に乗り換えてその良さを実感しましたので紹介したいと思います。
サイズ感の比較
重さを比較します。手で持った感じでもM950がずっしりしているのがわかります。
実際、MX MASTER 2Sの148gに対しM950は164gと20gほど重さがあります。
実際に操作すると重さの違いは気になりませんが。
次は大きさです。MX MASTER 2Sは縦方向が約126mm、横方向が約87mm、えぐれた部分が約60mm、厚味は約50mmです。
M950は縦方向が約130mm、横方向が約87mm、えぐれた部分が約560mm、厚味は約47mmです。
数字上の大きな違いはありませんが、僕はM950のほうが持ちやすく感じます。
今度は形状の違いを詳しく見ています。
上からの写真を見てみるとわかりますが全体にM950がスリムです。
特に手首側はM950の方がえぐりが強く見えます。
後ろから見ると、違いがよくわかります。
右への傾斜がM950の方が強いのがわかるでしょうか。
先ほどの手首側の細さと相まってマウスに手を置くと自然と薬指がマウスの外側に誘導されます。
一方、MX MASTER 2Sはトップが平らで手前側も細くなっていないため、小指の置き場がありません。
そのままだとマウス上部に小指が来てしまう感覚です。
親指の位置もM950のほうがえぐれが強いためしっくりきます。
機能の比較
おそらくMX MASTER 2Sの売りの一つである「SmartShift」の好き嫌いでこのマウスの評価が分かれると思います。
「SmartShift」とは低速でホイールを回すとクリック感があり、高速で回すとフリースピンモードに自動で切り替わる機能です。
最初にこの機能が採用された機種はMX Revolutionだったと思います。この当時は「MicroGearプレシジョンスクロールホイール」という名称でした
この機種が絶版になった後、同機構を採用する機種はMX MASTER(MX MASTER 2Sの前モデル)まで採用されておらず、再採用を望む声が高かったのは事実です。
ただ僕個人としてはは常にフリースピンを利用するので必要性は感じてません、たまにクリックスピンを利用する際にも手動で切り替えればいいだけですから。
「SmartShift」は使わなければ良いので問題ありませんが、個人的になじめないのが、マウス横のボタンセットです。
M950では音量切り替えを上側の進む/戻るボタンに割り当て、ブラウザの戻るをしたのzoomボタンに割り当てています。
一方MX MASTER 2Sのボタンです。クリクリ回転するサムホイールと進む/戻るボタンが用意されています。
写真でもわかるとおりサムホイールがあるため進む/戻るボタンが上下になっています。
しかもこの形状のため、親指ではどちらを押したのか判別しにくいのです。
親指の第一関節の内側で操作するので、指先と異なり感覚が鋭くありませんので。
さらに残念なのがホイールの左右ボタンが無くなったことです。
これが無くなったためエクセルでの操作性が格段に落ちたと思います。
もちろん設定でサムホイールをエクセルの横移動には出来ますが、ホイールにも左右ボタンは付けてほしかった。
最後にもう一つ気になる点が、電池を内蔵式にした点です。
これはMX Revolutionでも問題になっていたはずです。
マウス寿命よりさきに内蔵バッテリが駄目になるのはいただけません。
まとめ
僕の個人的な要望になりますがM950はマウスの一つの完成形と思っています
昨年(2018年)に復刻再発売され現在でもまだ発売されていますが、販売中に入手しておいたほうが良いかも知れません。
僕も2個ばかり予備に購入しています。
最後に
マウスに関してはそれぞれ好き好きがありますので、本記事は筆者の好みとしてご覧ください。
MX MASTER 2Sを貶めるつもりは毛頭ありませんので、気に障りましたらご容赦ください。
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